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子供の運動能力の遅れが心配。
お子さまの発達には個人差が大きく一概には言えないところがありますが、
●運動発達の遅れを疑われる乳幼児は、6ヶ月で首がすわらない、10ヵ月でお座りができない、1歳半で歩行できない。又、支えて立たせると足を突っ張って交叉させる等。
●就学児童は、体操や球技のような複雑な運動で問題になるだけではなく、「階段の上り下り」「床にボールを弾ませる」「片足でバランスを取る」といった簡単な運動においても、その不器用さは現れたりします。運動面での成長の遅れと同様に、ダンスや身振りを真似できにくい・周囲のペースに遅れぎみ・黒板の書き写しが苦手・漢字をバランスよく書けない等。
同世代に比べると著しく無器用な場合、発達性協調運動障害が疑われる場合があります。
発達性協調運動障害
知的発達に遅れもなく、明らかな脳障害や神経・筋肉の障害はなく、言語性知能は優れているものの学校や家庭内で生活に支障がでるほどの不器用さが現れるのが『発達性協調運動障害』です。
- つまずくものがないのに、よく転ぶ
- ラジオ体操やダンスで手足がばらばらに動く
- はさみなどの文房具などを上手く使えない
- 靴のひもがうまく結べない、服のボタンを留められない
体操や球技のような複雑な運動で問題になるだけではなく、誰でも難なくこなせるような、「階段の上り下り」「床にボールを弾ませる」「片足でバランスを取る」といった簡単な運動においても、その不器用さは現れるといわれております。周りから見れば(教師やご両親から見ても)、わざとふざけているのではないかと思ってしまって見過ごされています。
大切なことは、子どもの示す症状は決してわがままや育て方によって起こったものではございません。